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商品説明
フロイトのエディプス・コンプレックス論を基に、人類史の初源における唯一、全能の神の殺害と復活が織りなす壮大なドラマツルギーをとおして、ヨーロッパ近代における資本主義の勃興と精神病の発症―精神医学の誕生という基層文化の劇的転換の実相を跡付け、錯綜し重層化する現代世界史の構造と社会の変容を省察する。
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収録内容
1 | 第1章 父親殺害の物語(原父殺害の物語 |
2 | 継父殺害の物語 |
3 | 息子と母親の宗教) |
4 | 第2章 近代化の歩みと「神の殺害」(キリスト教における、全能の神の復活 |
5 | 全能の神の殺害) |
6 | 第3章 科学神話の盛衰(科学神話とは何か |
7 | 進化論的世界観という神話 |
8 | 唯物論的宇宙観という神話) |
9 | 第4章 近代化と精神病の誕生(ヨーロッパ社会における狂気の変遷 |
10 | 近代化がもたらした狂気の変容 |
11 | 近代化と精神分裂病(統合失調症)の発現) |