商品説明
著者は、師・大森荘蔵の強靱な思索に挑み続けてきた。心とは何かという、哲学史上最も難しい問いに立ち向かい、独我論の色彩濃い大森哲学の中から救い出されるのは、「世界」と「心ある他者」。この記念碑的著作に、大森は反論などの書き込みを遺していた。本書では、大森のメモへの応答も収録し、生々しい哲学的実践を再現した。
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収録内容
1 | 第1章 虚と実(意識の繭 |
2 | 枠組としての実在 |
3 | 幻覚論法 |
4 | 「実在」の意味) |
5 | 第2章 “内界”という神話(心身二元論 |
6 | 他我のアニミズム |
7 | 独我論) |
8 | 第3章 眺望論(視点状況とパースペクティブ |
9 | 痛みと身体 |
10 | 相貌論) |
11 | 第4章 規範の他者(“意味”の脱神話化 |
12 | 記号のアニミズム |
13 | 自然と規範) |