商品説明
物語や詩歌を読むことと、言語学のさまざまな学説たちとのあいだで本書は生まれた。古典語界の言語を当時の現代語として探究する書。「物語を読む、うたに心を託す」ために必要な言語理論を案出する。
関連記事
収録内容
1 | 文法的詩学、その構築 |
2 | 「は」の主格補語性(上)―「が」を押しのける |
3 | 「は」の主格補語性(下)―三上文法を視野に |
4 | 活用呼応の形成―係り結びの批判 |
5 | 「アリar‐i」「り」「なり」という非過去 |
6 | 起源にひらく「き」の系譜 |
7 | 伝来の助動辞「けり」―時間の経過 |
8 | 「けり」に“詠嘆”はあるか |
9 | 助動辞「ぬ」の性格 |
10 | 助動辞「つ」の性格〔ほか〕 |