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商品説明
「均衡」「協調」「共同体」―近代ヨーロッパが生んだ国際秩序の基本原理である。本書はこの三つの体系を手がかりに、スペイン王位継承戦争から、ウィーン体制、ビスマルク体制、二度の世界大戦、東西冷戦、そして現代に至る三〇〇年の国際政治の変遷を読み解く。平和で安定した時代はいかに築かれ、悲惨な戦争はなぜ起こってしまったのか。複雑な世界情勢の核心をつかみ、日本外交の進むべき道を考えるための必読書。
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収録内容
1 | 序章 国際秩序を考える |
2 | 第1章 均衡・協調・共同体―三つの秩序原理(均衡の体系 |
3 | 協調の体系 |
4 | 共同体の体系) |
5 | 第2章 近代ヨーロッパの国際秩序(勢力均衡の成立―一八世紀の国際秩序 |
6 | 均衡による協調―ウィーン体制 |
7 | 協調なき均衡―ビスマルク体制) |
8 | 第3章 世界戦争の時代(国際秩序のグローバル化 |
9 | 秩序の挫折―二度の世界大戦 |
10 | リベラルな秩序の成立―大西洋の時代) |
11 | 第4章 未来への展望―グローバル化時代の国際秩序(恐怖から希望へ―冷戦期の国際秩序 |
12 | 「新世界秩序」の夢と挫折 |
13 | 「太平洋の世紀」へ) |