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商品説明
父院が父祖として天皇を後見した院政。その基礎となった「家」の形態とは、いかなるものだったのか。院宮の家政機関の変容、王家に生まれ摂関家養女として入内した事例、准母立后、天皇生母の政務関与といった要素を検証することで、その実態を解明する。天皇の一族が中世的な「家」を形成してゆく過程を明らかにし、王家と院政との連関を論じる。
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収録内容
1 | 第1部 中世王家の成立(後院からみた中世王家の成立 |
2 | 城興寺のゆくえ |
3 | 篤子内親王論 |
4 | 准母立后制にみる中世前期の王家) |
5 | 第2部 院宮家政機関の基礎的考察(所始について |
6 | 庁始と吉書 |
7 | 「所」と所宛) |
8 | 第3部 中世王家と院政(院政期における国母の政治的位置 |
9 | 中世王家の存在形態と院政) |
10 | 成果と課題 |