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商品説明
第二次大戦における敗北は、日本の近代化の行く先に必然的に用意されていた、日本史上最大の事件だった。そして日本はその後遺症を抱えたまま、近代化の極たるグローバリゼーションに翻弄され、「第二の敗戦」を経験しつつある。我々は精神の構えをどう立て直し、やくざ化した世界と伍していくべきなのか。本書では、敗戦をまたいで現われ、西欧近代とひとり格闘し、創造的思考に到達した七人の足跡を是々非々で批評。西欧思考の限界を超え、日本から発信する文明的普遍性の可能性を探った野心的論考。
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収録内容
1 | 序説 敗戦経験という基軸 |
2 | 第1章 丸山眞男―一九一四~一九九六 |
3 | 第2章 吉本隆明―一九二四~二〇一二 |
4 | 第3章 時枝誠記―一九〇〇~一九六七 |
5 | 第4章 大森荘蔵―一九二一~一九九七 |
6 | 第5章 小林秀雄―一九〇二~一九八三 |
7 | 第6章 和辻哲郎―一八八九~一九六〇 |
8 | 第7章 福澤諭吉―一八三五~一九〇一 |