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商品説明
新古今時代の女流のうち、後鳥羽院に見出されて才を誇った二人の女性歌人。伊勢や和泉式部などの女歌の伝統とは異なる題詠の世界に、新たな才能を開花させた歌人たち。俊成卿女は恋の情緒を定家風の巧緻優艶な風にうたい、宮内卿は、清新な自然詠や恋歌を切れのあるタッチでうたった。対立的な二人の個性を見比べたい。
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収録内容
1 | 俊成卿女(梅の花あかね色香も |
2 | 風かよふ寝覚めの袖の |
3 | 恨みずや憂世を花の |
4 | 橘の匂ふあたりの |
5 | 大荒木の森の木の間を ほか) |
6 | 宮内卿(かき暗れしなほ古里の |
7 | 薄く濃き野辺の緑の |
8 | 花さそふ比良の山嵐 |
9 | 逢坂や梢の花を |
10 | 柴の戸にさすや日影の ほか) |