商品説明
復帰40年を経ても基地の減らない沖縄は、「本土」に対し、いまや公然と差別を語り、グローバル世界での「自立」を展望しようとしている。吉本南島論に呼応して「復帰論」に異を唱え、沖縄の自立の轍を刻んだ新川明、岡本恵徳、川満信一、高良勉らの言説に立ち戻り、いま一度「沖縄と日本」の接合と分離を問い直す。
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収録内容
1 | 「擬制の終焉」―沖縄「復帰」四〇年 |
2 | 内的境界と自立の思想的拠点―ワンタマギルーの眉間の槍は抜かれたか? |
3 | 異族の論理―死者的な |
4 | 不服従の拠って立つ地点―沖縄「軍用地」をめぐる対立を考える |
5 | 「“非国‐民”の思想」の潜勢力―詩的想像力再考 |
6 | “自立”とダイグロシアの詩学 |