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本/雑誌

吉田知子選集 1

吉田知子/著

1650円
ポイント 1% (16p)
発売日 2012/12/28 発売
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仕様

商品番号NEOBK-1403161
JAN/ISBN 9784907105006
メディア 本/雑誌
販売景文館書店
ページ数 245

商品説明

作家・吉田知子の小説選集第一弾。
巻末には町田康氏が「自分が高校で国語を教えていたら」を考えた4つの問いを収録。

「年を越すと風が強くなった。吹かぬ日は一日もなかった。」

表題作「脳天壊了」 は1977年に発表された短編である (新潮5月号)。満州帰りの二人の男、死にかけの中瀬と卑屈な杢平の友情が、60枚程度の原稿用紙の中で小説的に栄養豊富な異界となっている。
文芸ジャンルにかぎらず、映像・舞台など表現にかかわる職種に就いている人ならば特に、吉田知子作品のいくつかを読んだとき「プロットや登場人物を言う前に、そもそも通常、文章とはこのように書けないはずのものではなかったか」と不思議な気持ちを味わうのではないだろうか。

「小説を読むと自分の脳の中でいろんな珍しいことが起こっておもしろい。「脳天壊了」全文を読んだうえで、そのおもしろさを凝視して以下の問いに答えてください。」 (「脳天壊了」への四題 町田康)

作品を再読するときには、巻末に収録した、町田康氏の問いの視点を参照してみていただきたい。吉田知子作品ファンでありかつ町田康作品ファンであるという、正確な人数はわからないが、きっといそうな人向けの本。

【収録作品】 脳天壊了/ニュージーランド/乞食谷 /寓話/東堂のこと/お供え/常寒山
【著者】 吉田知子 (よしだ ともこ)
1934年浜松生まれ。名古屋市立女子短大経済科卒業。1970年「無明長夜」で第63回芥川賞を受賞。「天地玄黄」「生きものたち」「聖供」「蒼穹と伽藍」、「満州は知らない」 (女流文学賞)、「お供え」 (川端康成文学賞)、「箱の夫」 (泉鏡花文学賞)、「千年往来」「日本難民」ほか作品多数。

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