著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
経済発展の陰で汚職・腐敗や貧富の格差、環境破壊、道徳の乱れなど難題が渦巻く中国。本書は、近年実際に起こった事件や暴動など、一党独裁が生み出す弊害を具体的に紹介しながら、毛沢東、〓(とう)小平の時代にさかのぼって歴史を検証、さらに、声を上げ始めた知識人や地方の中堅、若者の本音から民主化のゆくえを展望する。党指導部が一新し、世界の注目が一層高まる中国をいま、真に理解するために必読の一冊。
関連記事
収録内容
1 | プロローグ 毛主席万歳 |
2 | 第1部 一党独裁のいま(騒乱事件―人民元で解決できるのか |
3 | 階層固化―農民差別はなくならない |
4 | 実事求是―九九パーセントの記事は焼き捨てたい |
5 | 先定後審―私法独立を阻む多重の壁 |
6 | 道徳真空―私たちは狼の乳を飲んで大きくなった |
7 | 民主之門―退化するアリたち) |
8 | 第2部 政治体制―どうしてこうなったのか(個人崇拝―中国に毛沢東が現れた |
9 | 党天下―文革再来の恐れも) |
10 | 第3部 それでも民主化の芽が(独立候選―懲りないドン・キホーテたち |
11 | 維権運動―人権を求めて |
12 | 民間力量―苦難の道のり |
13 | 公民教育―阿Q精神との訣別) |
14 | エピローグ 「鳥の巣」への思い |