商品説明
グランジェ、ヴュイユマン、カヴァイェス、ドゥルーズ、ベルクソン、ゾラ―。科学認識論、数学、現象学、文学の諸相から、フランス科学思想の多岐にわたる潮流を俯瞰し、人間の“知性”を真の哲学的方法から探究する。フランス哲学を牽引する研究者による渾身の一書。
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収録内容
1 | 序論 “客観性の政治学” |
2 | 第1部 “沈潜”の諸相(グランジェの科学認識論―「操作‐対象の双対性」、「形式的内容」、「記号的宇宙」 |
3 | ヴュイユマンにおける“代数学の哲学”―ガロア理論から操作・作用の存在論、構造分析の方法論へ |
4 | 数学のエピステモロジーと現象学―カヴァイエス以降の一系譜) |
5 | 第2部 “拡散”の諸相(交錯するエピステモロジー―ドゥルーズという一つの事例から |
6 | 生命哲学の岐路―ベルクソンとドゥルーズにおける形而上学・科学・政治 |
7 | ゾラと科学―倫理的神秘主義の視座から) |