本/雑誌

インフォメーション情報技術の人類史 / 原タイトル:THE INFORMATION

3520円

ページ数	589

トーキング・ドラムからコンピュータまで、「情報」を操るあらゆる試みを見つめ直し、世界の本質を問い直す―壮大なスケールで描かれた、まったく新しい文明史。英国王立協会ウィントン科学図書賞(2012年)、PEN/E・O・ウィルソン科学文芸賞(2012年)受賞。

1	太鼓は語る(符号が符号ではない場合)
2	言葉の永続性(頭の中に辞書はない)
3	ふたつの単語集(書くことの不確実、文字の不整合)
4	歯車仕掛けに思考力を投じる(見よ、恍惚たる算術家を)
5	地球の神経系統(貧弱なる針金数本に何が期待できようか?)
6	新しい電線、新しい論理(「これほど未知数であるものは、ほかにない」)
7	情報理論(「わたしが追求しているのは、ただの平凡な脳だ」)
8	情報的転回(心を築く基礎材料)
9	エントロピーと悪魔たち(「ものごとをふるい分けることはできません」)
10	生命を表わす暗号(有機体は卵の中に記されている)
11	ミーム・プールへ(あなたはわたしの脳に寄生する)
12	乱雑性とは何か(罪にまみれて)
13	情報とは物理的である(それはビットより生ず)
14	洪水のあとに(バベルの壮大な写真帳)
15	日々の新しき報せ(などなど)
16	エピローグ(意味の復帰)