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商品説明
平安遷都を実現し、蝦夷勢力を撃破した桓武天皇。しかし、百済系渡来氏族の母をもつ桓武は、出自の点で大きな弱点を抱えており、その立太子と即位を支持しない勢力が少なくなかった。発足当初の桓武政権は、権威を認められなかったがゆえに、造都と征夷の二大事業を推進することが宿命づけられたのである。桓武が自身の弱点をバネにして、難事業を成功に導くとともに、積極的に政治改革を進めて、傑出した帝王と呼ばれるにいたる過程をみてゆく。
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収録内容
1 | 1 山部親王の登場(山部王の誕生 |
2 | 父白壁王の即位 ほか) |
3 | 2 天智系皇統と長岡遷都(桓武天皇の即位 |
4 | 反対勢力の追放 ほか) |
5 | 3 平安遷都と征夷戦(平安遷都 |
6 | 平安遷都の意響 ほか) |
7 | 4 晩年と遣唐使(后妃と皇子女 |
8 | 和気氏と平安新仏教 ほか) |