商品説明
古来、日本人は縦に文字を書き、言葉を紡いでいくことで精神を醸成させてきた。本書では、日本人の劣化の一因に横書きの横行を挙げ、なぜ横書きが無謀であるかの検証を重ねていく。現代日本を代表する書家が、人間と言葉の根源を見据えて考察した憂国の書。著者は主張する。「日本語を横書きにすることは、英語(アルファベット)を縦に綴るのと同じ愚行である」。
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収録内容
1 | 第1章 言葉が力を失った社会(神と悪魔の間で分裂している人間の精神 |
2 | 価値の不定、浮動化 |
3 | 「なぜ人を殺してはいけないのか」の回答 ほか) |
4 | 第2章 「日本」とは「日本語」のことである(日本語は世界でも特異な言語である |
5 | 漢語(漢字)と和語(仮名)の二重言語国家 |
6 | 日本語は中国語の植民地語 ほか) |
7 | 第3章 「縦書き」こそが精神を救う(縦書きをなくそうとした占領軍 |
8 | 丸文字とシャープ文字 |
9 | 混乱を極める封筒の表書き ほか) |