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商品説明
オスマン帝国の崩壊に始まる「ねじれの構造」は、植民地主義を経て現在に至るまで続いている。この事態をさらに複雑化させているのがイスラームの政治文化―イスラーム道徳に基づく政治判断、独裁制である。混迷する現代アラブ政治の内実を、ムスリムである著者が自身の経験と研究から分析。中東はなぜ分かりにくいのか?素朴な疑問に答える、アラブ理解に必読の書。
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収録内容
1 | 正義とアラブ政治―倫理と法の混同 |
2 | 第1部 アラブ政治の枠組み(現代アラブ諸国の誕生 |
3 | 民主主義論争の展開) |
4 | 第2部 アラブの政治指導(エジプトのフスニ・ムバラク |
5 | イラクのサダム・フセインとリビアのカダフィ |
6 | チュニジアの二人の大統領とシリアのアサド父子 |
7 | イエメンのサーレフと湾岸諸国) |
8 | 第3部 イスラームの政治文化(「イスラーム力」の再認識 |
9 | 「イスラーム力」を直視する) |
10 | イスラーム国家の可能性を巡って |