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パトリ〈祖国〉の方へ 一九七〇年の〈日本発見〉

柴崎信三/著

2200円
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発売日 2013/02/21 発売
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仕様

商品番号NEOBK-1455093
JAN/ISBN 9784863101074
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ページ数 261

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商品説明

三島由紀夫がいた。川端康成がいた。万博に大衆が押しよせやがて昭和が終った。歴史は輪郭を失い曖昧模糊となっていった。日本はどこから来てどこへ行くのか。忘れていた遠い歌が海鳴りのようにひびく―戦後社会の転回点に日本という「物語」を読む。

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    収録内容

    1 第1章 美しい日本と“私”(空っぽな大国―三島由紀夫の死
    2 喝采が途絶える時―川端康成晩景
    3 日本画の運命―寂しい東山魁夷
    4 遠くへ行きたい―旅する若者たち)
    5 第2章 高度成長と“パトリ”(万博と日本の原郷―岡本太郎の“爆発”
    6 カリスマ沈黙―丸山眞男をめぐって
    7 身捨つるほどの祖国―短歌、そして小林秀雄
    8 “世代”の反逆―小津安二郎と「新しい波」)
    9 第3章 “宴のあと”へ(ある“国民の物語”―司馬遼太郎の場合
    10 望郷と中間大衆―田中角栄の蹉跌
    11 “昭和”の遠雷―團伊玖磨と菱沼五郎
    12 MADE IN JAPAN―本田宗一郎と城山三郎)
    13 第4章 それから―“日本”という作法(分去れの道―正田美智子と須賀敦子
    14 「無国籍者」の回心―村上春樹と「団塊の世代」
    15 “母”を探して―江藤淳の“回帰”
    16 “3.11”と日本の風景―ハーンとキーンの“帰郷”)

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