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[オーディオブックCD] 50分でわかるマクベス -シェイクスピアシリーズ5-
ウィリアム・シェイクスピア / 大久保ゆう / 阿久根夕佳
990円
ポイント | 1% (9p) |
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発売日 | 2013/02/13 発売 |
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商品説明
【CD枚数・収録時間】 CD 1枚 約50分
オーディオブック シェイクスピアシリーズ第五弾が新発売
読み聞かせでもなく、サウンドドラマでもない。
オーディオブックならではの圧倒的な表現力と、必要最小限の演出。
誰もが知っている"はず"のシェイクスピア作品をダイジェストにして続々お届けします。
いつ頃今度はまた出逢おう。かみなり、稲妻、雨のなか。
どさくさごっこが片付いて、いくさの勝負がついたとき、日の入り前にもなるだろう。
出会いの場所は。茂みの野。
あそこで逢おうマクベスに。
きれいは汚い、汚いは綺麗。雲霧分けて、飛んでいこう。
先王ダンカンに忠義を誓っていたはずの領主マクベス。
盟友バンクォーと伴い、とある勝ち戦の帰り道に出会った三人の老女。
老女らはうわ言のように二人に告げる。
「コーダーの領主、マクベス様万歳! これより王になるお方、マクベス様万歳!」
「自ら世治める日来たらずとも、そち亡き後、その倅らがスコットランドの王とならん。」
そこにダンカン王の遣い来たりてこう告げる。
「主君の命のもとマクベスにコーダーの領主の誉れ授けん」
マクベスはバンクォーにこう問うのだった。
「魔女が我に誓いしこと、かくも見事にまこととなった。して、そなたも子らが王になれば良い、そう望みはせぬか?」
盟友諌めて曰く。
「そのような望み抱けば、そなたも王座目当てに心も焦がれよう。されど、闇の使いはえてして取るに足らぬことをまこととささやき、大それた所業《しょぎょう》へとそそのかさんとするもの。」
折しもこのすぐ後、マクベスの誉高き戦の手柄称えんと、倅マルカムにドナルバンはじめ、領主やお付きの者ども伴いて、ダンカン王がマクベスの屋敷を訪れるのだった。
そしてその夜。悲劇は始まる。
「もはや眠れぬ! グラームズは眠りを殺した。然るにコーダーはもう眠れぬ。マクベスは眠れぬさだめ。」
【CONTENTS】
(1)魔女の戯言と悪妻の企み・・・
(2)裏切り・・・
(3)王殺し、友殺し・・・
(4)悪霊の予言・・・
(5)破滅・・・
『お前の問いに応うは我らか、それとも我らが主、すなわち悪霊か』
欲が為、暗い破滅の道へと人が転がり落ちていく様を描いた作品。
さまざまな戯曲や物語の下敷きになっている本作では欲と理性の狭間で揺らぐ心が生々しく描かれている。
マクベスと言えばあまりに有名な三人の魔女。
マクベスに進言し、破滅の道へと誘ったのは、悪の誘惑か。それとも自明の必然か。
魔女の箴言に人間マクベスの心は揺れる。
進みては二度と戻れぬ道へと足を踏み入れたマクベスに待ち受ける破滅の末期の最中。
ひと時、武将としてのプライドと欲に冒され、魂の拠り所を亡くした心の奥底から、声がほとばしる。
「マクダフ。お前と争いとうない」
忠義を誓った先王を始めとし、盟友バンクォー、その家族らを次々とその手に掛け、
血塗られた王座を手にしていったマクベスを本当に殺したのは・・・。
[発行元: でじじ/パンローリング株式会社]
オーディオブック シェイクスピアシリーズ第五弾が新発売
読み聞かせでもなく、サウンドドラマでもない。
オーディオブックならではの圧倒的な表現力と、必要最小限の演出。
誰もが知っている"はず"のシェイクスピア作品をダイジェストにして続々お届けします。
いつ頃今度はまた出逢おう。かみなり、稲妻、雨のなか。
どさくさごっこが片付いて、いくさの勝負がついたとき、日の入り前にもなるだろう。
出会いの場所は。茂みの野。
あそこで逢おうマクベスに。
きれいは汚い、汚いは綺麗。雲霧分けて、飛んでいこう。
先王ダンカンに忠義を誓っていたはずの領主マクベス。
盟友バンクォーと伴い、とある勝ち戦の帰り道に出会った三人の老女。
老女らはうわ言のように二人に告げる。
「コーダーの領主、マクベス様万歳! これより王になるお方、マクベス様万歳!」
「自ら世治める日来たらずとも、そち亡き後、その倅らがスコットランドの王とならん。」
そこにダンカン王の遣い来たりてこう告げる。
「主君の命のもとマクベスにコーダーの領主の誉れ授けん」
マクベスはバンクォーにこう問うのだった。
「魔女が我に誓いしこと、かくも見事にまこととなった。して、そなたも子らが王になれば良い、そう望みはせぬか?」
盟友諌めて曰く。
「そのような望み抱けば、そなたも王座目当てに心も焦がれよう。されど、闇の使いはえてして取るに足らぬことをまこととささやき、大それた所業《しょぎょう》へとそそのかさんとするもの。」
折しもこのすぐ後、マクベスの誉高き戦の手柄称えんと、倅マルカムにドナルバンはじめ、領主やお付きの者ども伴いて、ダンカン王がマクベスの屋敷を訪れるのだった。
そしてその夜。悲劇は始まる。
「もはや眠れぬ! グラームズは眠りを殺した。然るにコーダーはもう眠れぬ。マクベスは眠れぬさだめ。」
【CONTENTS】
(1)魔女の戯言と悪妻の企み・・・
(2)裏切り・・・
(3)王殺し、友殺し・・・
(4)悪霊の予言・・・
(5)破滅・・・
『お前の問いに応うは我らか、それとも我らが主、すなわち悪霊か』
欲が為、暗い破滅の道へと人が転がり落ちていく様を描いた作品。
さまざまな戯曲や物語の下敷きになっている本作では欲と理性の狭間で揺らぐ心が生々しく描かれている。
マクベスと言えばあまりに有名な三人の魔女。
マクベスに進言し、破滅の道へと誘ったのは、悪の誘惑か。それとも自明の必然か。
魔女の箴言に人間マクベスの心は揺れる。
進みては二度と戻れぬ道へと足を踏み入れたマクベスに待ち受ける破滅の末期の最中。
ひと時、武将としてのプライドと欲に冒され、魂の拠り所を亡くした心の奥底から、声がほとばしる。
「マクダフ。お前と争いとうない」
忠義を誓った先王を始めとし、盟友バンクォー、その家族らを次々とその手に掛け、
血塗られた王座を手にしていったマクベスを本当に殺したのは・・・。
[発行元: でじじ/パンローリング株式会社]