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商品説明
佐藤幸治・井上達夫・土井真一各氏の裁判員裁判肯定論を徹底的に論破し、有倉遼吉氏の「肩すかし判決」批判・百地章氏の「ねじれ判決」批判・井上薫氏の「蛇足判決」批判に応え、ハイエク=嶋津格=落合仁司の自生的秩序法理論およびウィーナー=川島武宜=碧海純一のサイバネティクス法理論の双方の弱点を克服する、独創的な法哲学を構築し、法・裁判・判決への新たな言語哲学的パラダイムを提唱。
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収録内容
1 | 第1章 “船”としての法―現代型裁判において法はどのようにして人々を正義へと運ぶ“乗り物”となるのか(“船”という「トリヴィアルでないマシーン」 |
2 | 自己組織性の法 |
3 | “ウィーナーの船”の限界 ほか) |
4 | 第2章 “病気”としての判決―憲法裁判の判決はなぜ勝訴者にとって“不快なもの”となることがあるのか(法段階説―A.メルクルとH.ケルゼン |
5 | 教義学的思考と探究学的思考 |
6 | 上位規範を「簒奪」する「疑法」 ほか) |
7 | 第3章 “コモンズ”としての裁判―裁判員裁判という裁判を“みんなのモノ”とすることは常に正しいことなのか(“コモンズ”としての裁判員裁判 |
8 | 裁判員裁判の違憲論と合憲論 |
9 | 裁判員裁判とリベラリズム(1)―井上達夫 ほか) |