本/雑誌
境界線上の文学 名古屋大学英文学会第50回大会記念論集
大石和欣/編著 滝川睦/編著 中田晶子/編著
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発売日 | 2013/03/28 発売 |
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商品説明
中心が不在化し、異種混淆性が増殖する現代。境界線は不安定に揺れ、不可視に流転する。変容し続ける英米文学の境界線の文化的・歴史的意義を照射する。越境でもなく、領域横断でもない。錯綜する境界線上に踏み入り、英米文学の位相をうがつ。
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収録内容
1 | 第1部 移動する境界線(エピグラフという境界―T.S.エリオットの場合 |
2 | バーナムの森が動く『マクベス』における祝祭と境界侵犯 |
3 | ディケンズと衛生改革―『ドンビー父子』と『我らが共通の友』における汚染と浄化の境界 ほか) |
4 | 第2部 揺蕩う境界線(説明責任の耐えられない重さ―フランシス・バーニーの『セシーリア』における公/私の境界 |
5 | 人間と動物の境界線上―ウルストンクラフトの女子教育と感受性 |
6 | 奴隷制廃止論者ハリエット・マーティノーの『時の人』とジェンダーの境界 ほか) |
7 | 第3部 消えゆく境界線(消えるディストピア、復元される生―ナボコフの越境 |
8 | アメリカからアメリカへ―『ブレイク』と越境革命 |
9 | メルヴィルの「独身者の楽園と乙女の地獄」に見られる楽園と地獄の境界線 ほか) |