商品説明
心理療法家・河合隼雄はロールシャッハ・テストや箱庭療法などを通じて、人間のこころの理解について新たな方法を開拓した。また、『日本霊異記』『とりかへばや物語』『落窪物語』等の物語を読み解き、日本人のこころの在り処と人間の根源を深く問い続けた。伝説の京都大学退官記念講義「コンステレーション」を始め、貴重な講義と講演を集めた一冊。
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収録内容
1 | 第1章 コンステレーション―京都大学最終講義(言語連想テストからの出発 |
2 | 「元型がコンステレートしている」 ほか) |
3 | 第2章 物語と心理療法(「リアライゼーシヨン」 |
4 | 「語る」ということ ほか) |
5 | 第3章 物語にみる東洋と西洋(隠れキリシタン神話の変容過程 |
6 | 『日本霊異記』にみる宗教性) |
7 | 第4章 物語のなかの男性と女性―思春期の性と関連して(男と女という分類 |
8 | 平安時代の物語にみる男と女 ほか) |
9 | 第5章 アイデンティティの深化(深層心理学の仕事 |
10 | アイデンティティとは ほか) |