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商品説明
本書の対象として想定されている読者は、思春期の患者にセラピーを提供する立場にある、経験が浅いセラピストです。また、思春期の患者とかかわる機会を持つ、医療・福祉・教育分野において対人援助サービスに携わる方々にも何らかのヒントになるかもしれません。特に、教師など教育関係の方々には、学校現場で生徒を理解し、心理的援助を行う際に有用となる内容も含まれていると思います。思春期というのは移行の時期であり、移ろいやすく、捉え難いものです。このような事情もあり、思春期の心理療法には、子どものセラピーや大人の心理療法と異なる固有の難しさがあります。初心のセラピストは、思春期の患者のセラピーに乗り出すと、さっそくさまざまな困難の洗礼を受けることになります。本書の中で、そのような困難をいかに味わい、心理療法的に扱っていくかということを記述したいと思います(序章より抜粋)。
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収録内容
1 | 第1部 思春期の心理療法に臨む前に(私の思春期臨床に影響を与えたいくつかのケース |
2 | 思春期と精神分析的心理療法) |
3 | 第2部 思春期の心理療法に臨む(初回面接 |
4 | アセスメントと方針の策定 ほか) |
5 | 第3部 思春期の心理療法に臨んだ後に(フォローアップ |
6 | ひとつのケース) |
7 | 第4部 補遺(思春期の心理療法に向いている臨床家 |
8 | 思春期の心理療法をめぐるいくつかの事柄) |