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商品説明
古代日本神話における“語り”の機能性について論じる。本書では、オーラルあるいはフォークロアとしての“語り”を考えるのではなく、物語論=ナラトロジーのなかでの“語り”の考究を目指す。たとえば『古事記』のなかに物語の世界があって、それがどのように形作られているのか、その物語の方法を考える。個々の表記を手掛かりとして、作品の物語世界の構造に迫った一書。
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収録内容
1 | 第1章 古事記の時間表現(古事記上巻の「天下」 |
2 | 黄泉比良坂と伊賦夜坂 |
3 | 古事記における「至今」型形式とその機能) |
4 | 第2章 日本書紀の時間表現(日本書紀の「今」 |
5 | 日本書紀の「古」「昔」 |
6 | 日本書紀の冒頭表現) |
7 | 第3章 古事記の名と称(古事記における「子」と「御子」 |
8 | 本牟智和気御子と品陀和気命) |
9 | 補論1 「黄泉比良坂」追考 |
10 | 補論2 先代旧事本紀の文末助字 |