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商品説明
わたしたちが普通だと思っている標準語の所作はずいぶんと丁寧で堅苦しくはないだろうか。「敬して避ける」ための敬語はあっても、「親しく交わる」ための言葉は育まなかつた。「作法」に寄りかかってきた日本語のここ百年をたどり、成熟した「親しさのコミュニケーション」への変化のきざしを見いだす。
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収録内容
1 | 第1章 どこにもない「標準語」(風の又三郎と標準語 |
2 | 標準語の抽象性 ほか) |
3 | 第2章 日本語の“あいさつ文化”(朝起きたら「おはよう」でしょう! |
4 | あいさつしたら友だちできるよ! ほか) |
5 | 第3章 コミュニケーションをとらえる(媒介としての言語 |
6 | 近きは賤しく、遠きは貴し―穂積陳重の呼称論 ほか) |
7 | 第4章 時空を旅してみれば(江戸庶民のコミュニケーション |
8 | あいさつしない中国語? ほか) |
9 | 第5章 日本語は親しさを伝えられるか(五〇年後の五〇年 |
10 | 日本語のいまと親しさの言葉 ほか) |