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商品説明
『大乗荘厳経論』の「一乗」解釈は“菩薩だけが成仏できる”という“三乗真実説”であるが、“一乗真実説”を説いていると一般に考えられてきた『勝鬘経』や『宝性論』も、実は“衆生の一部分は成仏できない”という“一分不成仏”説を説いているのではなかろうか。再び“如来蔵思想とは何か”を問う。
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収録内容
1 | 第4章 『宝性論』の種姓論(仏性と種姓 |
2 | 『宝性論』における“vi´suddhi” |
3 | 『宝性論』における“一切衆生如来蔵”と“二種の種姓”説 |
4 | 『宝性論』における「如来」の解釈 |
5 | 仏性を浄化する種性 |
6 | 『智光明荘厳経』と『性起経』 |
7 | 一闡提無涅槃説の解釈) |
8 | 第5章 瑜伽行派の一乗思想(『大乗荘厳経論釈』“一乗思想”関説部分のテキスト・漢訳・和訳 |
9 | 『大乗荘厳経論釈』“一乗思想”関説部分の考察 |
10 | “声聞授記”に関する瑜伽行派の解釈) |
11 | 第6章 『勝鬘経』の思想的立場(『勝鬘経』と「化城喩品」 |
12 | 『楞伽経』における「意生身」と「不可思議変化死」 |
13 | 『勝鬘経』における“二乗方便説”の意義) |