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商品説明
環境先進国として名高いドイツ。多くの民族の虐殺が行われたナチス体制期にエコロジー的認識が高まったのはなぜか。本書は、ナチス期テクノクラートの世界を代表するトットと景観工学士ザイフェルトのアウトバーン建設・景観形式をめぐる対立と協働の全体像を明らかにし、開発・巨大技術と自然の融和、自然環境保全への格闘とそれらが残した正負の遺産を描き出す。教養市民層とナチズム、ロマン主義とナチズムという問題に挑戦し、「アウトバーン建設」という切り口から、ナチスの新たな捉え方へと導く一冊。
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収録内容
1 | 序章 「緑」のアウトバーン |
2 | 第1章 郷土保護運動の成立と展開 |
3 | 第2章 フリッツ・トットと「ドイツ技術」理念 |
4 | 第3章 第三帝国におけるアウトバーン建設 |
5 | 第4章 景観形成とエコロジー |
6 | 第5章 「ステップ化論争」とザイフェルトの自然観 |
7 | 第6章 ナチ東方ゲルマン化政策と景観形成 |
8 | 終章 景観エコロジーとナチズム |