本/雑誌
ルドン《アモンティラードの酒樽》 夢のまた夢 / 原タイトル:Odilon Redon Das Fas Amontillado (作品とコンテクスト)
ダリオ・ガンボーニ/著 山上紀子/訳 長屋光枝/訳
2420円
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| 発売日 | 2013/06/14 発売 |
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商品説明
画家自らが「不確定さ」を強調し、解釈困難として放置されてきたこの素描作品は、近年発見された新史料によりポーの小説を源泉にもつことが判明した。だが、作品は絵画としての自立性を求めて物語を超越し、いずれからも決定されない。本書は、徹底した作品観察にもとづくイコノロジーの視点で画家が幾重にも織り込んだ造形的創意を読みとき、ルドンがついに獲得した高度な「抽象性」への道程を明らかにする。
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収録内容
| 1 | 第1章 一枚の紙―不確定性、形態、物語 |
| 2 | 第2章 ポーとルドン―両義的な関係 |
| 3 | 第3章 視覚的な類似―テキストとイメージ |
| 4 | 第4章 ポーに由来するイメージ |
| 5 | 第5章 『アモンティラードの酒樽』と折り重なる犠牲者 |
| 6 | 第6章 ポーとしての自画像 |
| 7 | 第7章 カーニバル、鈴、道化師 |
| 8 | 第8章 アウトサイダーとしての芸術家 |
| 9 | 第9章 「夢のまた夢」―ルドンの「狂気」 |
| 10 | 第10章 想像力、カリカチュア、抽象 |
