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商品説明
ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』は、九世紀のケルト世界に起源をもつ悲恋物語。中世に宮廷詩人たちが広く語り伝えたことから、各地に無数のバリエーションが存在する。現存する断片からトリスタン伝説の全貌を描き出し、ワーグナーによる物語の独創性を探る。登場人物と楽劇の魅力を徹底的に読み解く、ワーグナー・ファン必読の書。
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収録内容
1 | 序章 トリスタン伝説とは何か |
2 | 第1章 フランスの詩人ベルールの物語体系―中世ヨーロッパの系譜1 |
3 | 第2章 フンラスの詩人トマの物語体系―中世ヨーロッパの系譜2 |
4 | 第3章 トリスタン伝説と『アーサー王物語』の結合―中世後期の発展 |
5 | 第4章 ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』―十九世紀における復活 |
6 | 第5章 現代芸術のなかの伝説―二十世紀・二十一世紀への継承 |