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商品説明
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず...の有名な書き出しで始まる『方丈記』。世の中を達観した隠遁者の手による「清貧の文学」は、都の天変地異をルポルタージュのような手法で記録した「災害の書」であり、また著者自身の経験や暮らし、人生観を綴った一人語りの「自分史」でもあった。先の見えない激変の時代のいま、日本人の美学=“無常”の思想を改めて考える。
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収録内容
1 | はじめに 八百年目のツイート |
2 | 第1章 知られざる災害文学 |
3 | 第2章 “負け組”長明の人生 |
4 | 第3章 捨ててつかんだ幸せ |
5 | 第4章 不安の時代の生き方 |
6 | 読書案内 |
7 | 鴨長明略年譜 |
8 | 寄稿 玄侑宗久「風流」の境地へ |
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