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商品説明
太宰治を母源喪失の観点から分析する、かつてない太宰治論。北海道を代表する詩人であり、太宰治とルーツをともにする著者が、太宰治の心の深奥に迫る。太宰治ファン必読の書。
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収録内容
1 | 1 母源へのいざない(母源喪失のいたみ―母たねからの隔離と、代母としての乳母と叔母きゑ |
2 | 津軽・母源世界の差し招き―育ての乳母タケの出現 ほか) |
3 | 2 地母神コンプレックスの曙(根源世界への誘導者・タケ―縄文人タイプへの帰還 |
4 | 地母神コンプレックスの罠―タケの母性我 ほか) |
5 | 3 母源奪還の旅(「日常我」と「非日常我」と「包摂我」の三極構造 |
6 | 憑依としての「非日常我」―小説『哀蚊』と『斜陽』 ほか) |
7 | 4 マルキシズムへの母源迷走(通過儀礼のアーチ |
8 | 「原始共同体」への回帰願望 ほか) |
9 | 5 母源の遁走(エロスの罠 |
10 | エロス・タナトス共時現象としての自死 ほか) |