社会心理学講義 〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)
小坂井敏晶/著
小坂井敏晶/著
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商品説明
生物と同様に、社会システムは「同一性」と「変化」に支えられている。だが、この二つの相は本来両立しない。社会心理学はこの矛盾に対し、どのような解決を試みてきたのか。影響理論を中心に進められる考察は、我々の常識を覆し、普遍的価値の不在を明らかにするだろう。本講義は、社会心理学の発想を強靱な論理とともに伝え、「人間とは何か」という問いを読む者に深く刻み込む。
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収録内容
1 | 第1部 社会心理学の認識論(科学の考え方 |
2 | 人格論の誤謬 |
3 | 主体再考 |
4 | 心理現象の社会性) |
5 | 第2部 社会システム維持のパラドクス(心理学のジレンマ |
6 | 認知不協和理論の人間像 |
7 | 認知不協和理論の射程 |
8 | 自由と支配) |
9 | 第3部 変化の謎(影響理論の歴史 |
10 | 少数派の力 |
11 | 変化の認識論) |
12 | 第4部 社会心理学と時間(同一性と変化の矛盾 |
13 | 日本の西洋化 |
14 | 時間と社会) |