著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
1980年から32年間にわたる海外での砒素汚染地調査を、日記風に綴った学術的紀行文。20箇所におよぶ汚染地の歴史的背景、汚染の経緯と中毒病像の概要、対策と現状、現地研究者の業績などが網羅された。調査記録とともに、各汚染地の将来展望についても私見が述べられている。地下水の砒素汚染は、グローバルな環境問題として人類が真摯に立ち向かわねばならない喫緊の課題である。東南アジアの各地で著者らが確認した「軽症型慢性砒素中毒症の集団発生」は、この問題に対して新たな対応を迫っている。
関連記事
収録内容
| 1 | アントファガスタ(チリ)の砒素中毒 |
| 2 | コルドバ(アルゼンチン)の砒素中毒 |
| 3 | コマルカ・ラグネラ(メキシコ)の砒素中毒 |
| 4 | 台湾の砒素中毒(烏脚病) |
| 5 | 中国の砒素フッ素中毒 |
| 6 | モーゼル地方(ドイツ)の慢性砒素中毒 |
| 7 | レンスチェール(スウェーデン)の砒素中毒 |
| 8 | ハンガリーの砒素中毒 |
| 9 | ロンピブン(タイ)の砒素中毒 |
| 10 | インド文化圏の砒素中毒 |
| 11 | ミンダナオ島(フィリピン)の砒素中毒 |
| 12 | ブヤット(スラウェシ・インドネシア)の砒素中毒 |
| 13 | メコン河流域の砒素汚染 |
