科学者が人間であること (岩波新書 新赤版 1440)
中村桂子/著
中村桂子/著
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商品説明
大震災を経てなお変われぬ日本へ―大森荘蔵、宮沢賢治、南方熊楠らに学びつつ“自然”“生命”から近代科学文明を問い直す。
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収録内容
1 | 1 「生きものである」ことを忘れた人間(「生きものである」とはどういうことか |
2 | 「ヒト」の特徴を考える |
3 | 近代文明とは何だったか―「生命」の視点から) |
4 | 2 「専門家」を問う―社会とどう関わるか(大森荘蔵が描く「近代」 |
5 | 専門家のありようを見直す |
6 | 社会に対する「表現」 |
7 | 生活者として、思想家としての科学者) |
8 | 3 「機械論」から「生命論」へ―「重ね描き」の提案(近代科学がはらむ問題 |
9 | 「密画化」による「死物化」 |
10 | 「重ね描き」という方法 |
11 | 自然は生きている |
12 | 「知る」ことと「わかる」こと) |
13 | 4 「重ね描き」の実践にむけて―日本人の自然観から(日本人の自然観 |
14 | 「重ね描き」の先達、宮沢賢治 |
15 | 「南方曼陀羅」と複雑系の科学 |
16 | 重ね描きの普遍性) |
17 | 5 新しい知への道―人間である科学者がつくる(生命科学の誕生 |
18 | アメリカ型ライフサイエンスの問題点 |
19 | 何を変えていくか |
20 | 生命誌研究館の二〇年とこれから) |