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商品説明
ますます多元的になる時代、東アジアにおいて「経済大国ニッポン」とは違った、まったく新しい「日本意識」を形成することができるのか。日中韓の研究者による日本文化研究を収録。宮沢賢治の文学やアニメーション、京都学派の哲学・思想など、多角的に東アジアにおける日本意識を探求する。東日本大震災を経て生まれ変わろうとする日本、そして国境を越えた努力が、東アジア原風景の共有へと結実してゆく。
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収録内容
1 | 序論(東アジア、中国における日本研究の現在―二〇一一年度の研究活動を中心に) |
2 | 第1部 中国における日本研究の現在―『日本現代化歴程研究叢書』について(二〇一〇年、中国・世界知識出版社刊行)(中国日本史学会の成立と発展 |
3 | 近現代日本経済の発展段階的考察―楊棟梁著『近現代日本経済史』の査読を通じて ほか) |
4 | 第2部 東アジアの中の日本文化―互いの「参照枠」として(アニメーション映画「グスコーブドリの伝記」を制作して |
5 | なぜ、「雨ニモマケズ」が読まれているのか―再生への日本文化の循環力 ほか) |
6 | 第3部 日中韓における「共通性」への探求―「公共」という「公用語」に開かれた通路(『朝鮮王朝実録』に見える「公共」の用例の検討 |
7 | 儒学の民衆化と公共幸福―「士」、知識人、青年と民間社会の関係 ほか) |
8 | 第4部 日中韓文化関係の原点(東アジアの宗教と社会 |
9 | 一九世紀東アジア各国の対外意識の比較 ほか) |
10 | 終論(日中韓の歴史的文化的共有性―東アジア文化圏の接点) |
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