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商品説明
東京郊外の高い台地に建つ三階建ての家。焼夷弾が落ち、荒れるにまかせ、なかば崩れかけている。現在使える部屋は七つ八つ。そこにこの劇の語り手で先生と呼ばれる「私」をふくめて9人が暮している。「私」を訪ねたのは“創造としての芝居を生きてみよう”として果たせなかった須永。「冒した者」という“創造としての芝居”を通じて戦後日本人の心の荒廃と絶望、そしてかすかな希望を見つけようとする。
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収録内容
1 | 冒した者―Sの霊に捧げる |
2 | あとがき(三好十郎) |
3 | 『冒した者』演出メモ(三好十郎) |
4 | 『冒した者』演出ノート(長塚圭史) |
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