商品説明
1923年9月―、関東大震災直後、戒厳令下の帝都東京。「三義者暴動」の流言が飛び、実行される陸軍の白色テロ。真相究明を求める大川周明ら左右両翼の思想家たち。社屋を失い、山本実彦社長宅に移した「改造」臨時編集部に、大正一級の言論人、仇討ちを胸に秘める同志らが寄せる、享年38歳の革命児・大杉栄への、胸を打つ鎮魂の書!
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収録内容
1 | 大杉君と最後に会うた時(山川均) |
2 | ドン底時代の彼(村木源次郎) |
3 | かたみの灰皿を前に(安成二郎) |
4 | 外二名及大杉君の思出(山崎今朝弥) |
5 | 無鉄砲、強情(和田久太郎) |
6 | 可愛い男大杉栄(賀川豊彦) |
7 | 飯の喰えない奴(岩佐作太郎) |
8 | 小児のような男(堀保子) |
9 | 第三者から見た大杉(内田魯庵) |
10 | 殺さるる前日の大杉君夫妻(松下芳男) |
11 | 印象二三(土岐善麿) |
12 | 大杉君の半面(近藤憲二) |
13 | 善き人なりし大杉君(馬場孤蝶) |
14 | 追憶断片(宮島資夫) |
15 | 回顧(有島生馬) |
16 | 一等俳優(久米正雄) |