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商品説明
建国から二百数十年、自由と民主主義の理念を体現し、唯一の超大国として世界に関与しつづけるアメリカ合衆国。その歴史をひもとくと、各時代の危機を常に「憲法問題」として乗り越えてきた、この国の特異性が見て取れる。憲法という視点を抜きに、アメリカの真の姿を理解するのは難しい。建国当初の連邦と州の権限争い、南北戦争と奴隷解放、二度の世界大戦、大恐慌とニューディール、冷戦と言論の自由、公民権運動―。アメリカは、最高裁の判決を通じて、こうした困難にどう対峙してきたのか。その歩みを、憲法を糸口にしてあざやかに物語る。第6回読売・吉野作造賞受賞作の完全版!
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収録内容
1 | アメリカ合衆国憲法の誕生 |
2 | 憲法批准と『ザ・フェデラリスト』 |
3 | 憲法を解釈するのはだれか |
4 | マーシャル判事と連邦の優越 |
5 | チェロキー族事件と涙の道 |
6 | 黒人奴隷とアメリカ憲法 |
7 | 奴隷問題の変質と南北対立 |
8 | 合衆国の拡大と奴隷制度 |
9 | ドレッド・スコット事件 |
10 | 南北戦争への序曲〔ほか〕 |