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商品説明
「憲法は国民が守るもの」と教えられることが多い日本の憲法教育。しかし、立憲主義の本質からいえば、憲法は国家権力の暴走を縛るためのものである。このような憲法の基礎知識を踏まえつつ、憲法学者・水島朝穂が、そもそも憲法とは何か、また、“ここだけは変えてはならない一線”とは何かを考察。さらに、自民党の提案した「日本国憲法改正草案」や、読売新聞の憲法に関する意識調査などにも言及しながら、改憲議論の何が問題かを指摘する。憲法について深く知るための、必読の書!
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収録内容
1 | 第1章 憲法とは何か(設問にならない設問 |
2 | 日本の憲法教育の「忘れ物」 ほか) |
3 | 第2章 自衛隊と国防軍、違うのは名称だけではない?(憲法は何でも変えていいのか |
4 | 国防軍を創設すれば解決するのか? ほか) |
5 | 第3章 統治について―二院制は必要か?(二院制と政党政治 |
6 | 国民の「知的レベル」を問う ほか) |
7 | 第4章 人権を制限する憲法改正とは?(権力者にやさしい憲法へ |
8 | 「家族の基本原則」と生活保護 ほか) |
9 | 第5章 憲法条文の読み解き方(憲法に込められた「言葉の仕掛け」 |
10 | 「絶対にこれを禁ずる」 ほか) |