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商品説明
京で生れた美しい女・蓮月は、三十三歳で夫を亡くし、幼い子どもにも先に立たれ、悲しみに暮れた。和歌を詠み、書を書き、陶芸をして暮らし、ときに悩める女、勤皇の志士の心の支えとなった。真面目に正直にそして無邪気に喜び怒り泣いた、こんな蓮月に人々は魅了されてやまなかった。悲しみを抱えながら女一人、どう生きたか。江戸、明治の混乱期を乗り越え、八十五年の生涯を全うした京の女。
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収録内容
1 | 蓮月の前半生(蓮月の生れた時代 |
2 | 蓮月の父母 ほか) |
3 | 和歌の師友(芸者衆 |
4 | 長沢伴雄 ほか) |
5 | 勤皇の士との交流(ペリーの来航 |
6 | 御所の火事 ほか) |
7 | 賓客の来訪(橘曙覧 |
8 | 野村望東尼 ほか) |
9 | 晩年の蓮月(神光院茶所 |
10 | 明治維新後 ほか) |