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商品説明
名著新生。文学と歴史の「失われた環」が、そこに残っている。漱石が、植民地「満洲」で果たしていた、知られざる使命。鴎外が、「うた」に隠した、戦場での真実と良心の疼き。異国語としての「日本語」を生き、抗った、数多くの作家たち。あくなき資料検証と、深い思索がひらいた、未踏の日本語文学史。
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収録内容
1 | 漱石・満洲・安重根―序論に代えて |
2 | 漱石が見た東京 |
3 | 居心地の悪い旅のなかから |
4 | 漱石の幸福感 |
5 | それでも、人生の船は行く |
6 | 国境 |
7 | 月に近い街にて―植民地朝鮮と日本の文学についての覚え書き |
8 | 輪郭譚 |
9 | 洪水の記憶 |
10 | 風の影 |
11 | 漂流する国境―しぐさと歌のために |