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商品説明
求められているのは「自己の善」か「世界の善」か。カント、ムア、ロス、ヘア、ロールズ、ハーバマス、大庭健、永井均等、諸道徳説を検討する。併せて「利己」ということを突き詰めて考察し、「功利主義」について新しい解釈を施しつつ、「議務論vs.帰結主義」という基本対立構図を基底的に問い直す。
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収録内容
1 | 第1章 「正しい」「善い」とは何か―ムア、ロス、ヘア「メタ倫理学」を検討する |
2 | 第2章 道徳の「正当化」を求めて―ロールズ、ハーバマスに即して |
3 | 第3章 なぜ道徳的であるべきか―Why be moral?(in Japan) |
4 | 第4章 「利己的」とは何か―カント、レヴィナス説をも基底的次元で問う |
5 | 第5章 「義務論 対 帰結主義・功利主義」?―対立構図の内在的批判・解体 |
6 | 第6章 「自己善の倫理」と「善き世界の倫理」―問題なのは「自己」か「世界」か |