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商品説明
富国強兵路線の諭吉と自己本位路線の漱石。日本近代化開拓者の諭吉と日本近代化批判開拓者の漱石。明治の偉人、好敵手・好対照の二人の比較を通じて、現代日本人の心の奥底にあるふたつの魂に触れる。「日本は滅びるね」という漱石の警告を、いまどう受け止めるか?
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収録内容
1 | 1 生い立ちゆえ(“譜代下っ端侍”と“没落名主” |
2 | “一身にて二世を経る”と“私は強くなりました”) |
3 | 2 個人とは何か(“独立自尊”と“自己本位” |
4 | “個人”をめぐる分岐 |
5 | “人間交際”と“彼も人なり我も人なり”) |
6 | 3 ものの見方(“社長”と“社員” |
7 | 上からと下から |
8 | 漱石の文学の定式「F+f」) |
9 | 4 社会認識(諭吉『文明論之概略』と漱石『現代日本の開化』 |
10 | “明治維新”と“第二フランス革命” |
11 | 思考様式の変遷 |
12 | 散歩をしよう) |