商品説明
1960年代初頭の夜の新宿で、後に舞台演出家・振付師となる田舎出の生意気な「感覚」少年は、好奇心肥大で面白いことが大好きの流行作家と出会い、たちまち17歳の年の差を越えて意気投合する。文学を熱く語り合うばかりか冗談の飛ばし競べをし、愉快なイタズラを企んでは二人で大笑い。やがて作家は少年をモデルに、一編の小説を構想する...。純粋で暖かくて権力大嫌いの大常識人、すこぶる人間っぽい「三島さん」の姿を活写する、爽やかな友情で結ばれた二人の行状記。
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収録内容
1 | プロローグ この頃の若い奴へ |
2 | 壱 月の時間に月はいずこ |
3 | 弐 なぜか太陽はいつもまん丸 |
4 | エピローグ 三島さんへの手紙 |
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