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商品説明
昭和初期から戦後間もない頃までの文学作品を軸に、作家たちの遺したユーモアの軌跡を、その発想と表現の種類ごとに整理して具体例で紹介、そのおかしみをじっくりと味わう。文体論・表現研究の第一人者による、日本語と笑いの用例集。
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収録内容
1 | 巴里の浅草 ことばを操る―アル中で乱暴・盗難成金・漢語の修辞にだまされる |
2 | 咽喉に縒りをかけて 用語ずらし―空想が清潔・猫は辞世も詠まず |
3 | 達筆を通り越して ほのめかすらし―広告の裏・まさか、あぶり出しじゃ |
4 | 眉秀で鼻に雨かからず 極端に誇張―昔はワイシャツ・神棚の上 |
5 | 手から足がつく 違和感の活用―ピアノのある芸者屋・金ができると頭が禿げる |
6 | 合わない帳簿は買い換える 常識外れ―本のどこを読む?唇がふさがれる |
7 | 読ませるために隠す 対人操作―道が年々狭くなる・我々のズボンにこのハンカチ・夜の教会 |
8 | 妻と知らずに美人に挨拶 失敗談―脳溢血はうつらない・地球が違う・頭が伸びる |
9 | 十国峠のシェークスピア とっぴな喩え―考え深い海坊主・アセチレンガスはおふくろの匂い・狭いながらも汚いわが家 |
10 | 鼻毛が進軍する 枠をとっぱらう―餅の前身・地球が気を利かす〔ほか〕 |
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