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商品説明
人類は、常に民族と宗教の対立とともに歩んできた。そして、9.11をきっかけに、世界は新たな「文明の衝突」の時代を迎えている。私達はどうすれば平和を維持できるのか。日本では公家と武家、神と仏といった対立する立場や思想をうまく制御し、武力衝突を避けながら平和を保った時代が幾度もある。この独自の統治システムを見直し、世界の紛争を回避する手段を探る。日本のあるべき姿を問い続けてきた著者による刺激的文明論。
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収録内容
1 | 「弱い歴史」と「強い歴史」 |
2 | 文明の「断層線」 |
3 | 「自爆テロ」と「文明の衝突」論の行方 |
4 | 文明の「横断線」―「捨身飼虎」図の背景 |
5 | パクス・ヤポニカの可能性 |
6 | 文明対話の調停者 |
7 | 宗教言語の聖性と世俗性 |
8 | 惨劇のシンボルから「平和」の象徴へ |
9 | 死者を許す文明と許さない文明 |
10 | 大乗仏教と明治無血革命―トインビーの視線〔ほか〕 |
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