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商品説明
「現実に最も忠実なヴィジョン、それを私たちに与えてくれるのは様式だ。」ジャコメッティのこのにわかには納得し難い言葉を導きとして、視覚の条件をはじめとして、文化一般・人間一般が持っている「型」に関わる問題として様式を哲学的課題ととらえ、その根底にせまる。
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収録内容
1 | 第1章 様式の基礎にあるもの―ジャコメッティの言葉に導かれて(様式と模倣 |
2 | ジャコメッティとともにルーヴルを歩く |
3 | 「再現の芸術」の心理学的基礎 |
4 | 装飾芸術の心理学的基礎 |
5 | 様式の歴史性 |
6 | ル・ナン) |
7 | 第2章 風景論としての風景画(哲学にとっての風景 |
8 | 風景画の誕生とその展開 |
9 | 人工的風景 |
10 | 山水画の変遷 |
11 | 風景画の現代) |
12 | 第3章 富岡鉄斎論―伝統と近代との逆説的結合(なぜ、鉄斎か |
13 | 江戸期の絵画事情 |
14 | 江戸期の南画 |
15 | 冨岡鉄斎における南画 |
16 | 富岡鉄斎の思想 |
17 | 富岡鉄斎の実像を求めて) |
18 | 第4章 すれ違ってしまった二つの青春―浅井忠とフェノロサ(浅井忠の青春 |
19 | フェノロサの青春 |
20 | すれ違いになった二つの青春) |
21 | 第5章 西洋の呪縛からの解放?―和辻における回帰と普遍志向(『偶像再興』 |
22 | 『ニイチェ研究』―近代の否定なのか?近代の肯定なのか? |
23 | 『古寺巡礼』―日本への回帰?あるいは近代の主張? |
24 | 『日本古代文化』―新たなる普遍への歩み) |