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商品説明
古井由吉、武田泰淳、中上健次ら、戦後を代表する文学者の装幀を手がけてきた司修が愛惜してやまない15冊の本。作品の奥にある獰猛なまでの欲望と底知れぬ優しさを、作家に寄り添いながら温かな眼差しで見つめてきた氏が語る、書物の舞台裏の物語。
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収録内容
1 | 藍―『杳子・妻隠』古井由吉 |
2 | 朱―『富士』武田泰淳 |
3 | 闇―『埴谷雄高全集』『埴谷雄高ドストエフスキイ全論集』埴谷雄高 |
4 | 鉛―『硝子障子のシルエット葉篇小説集』『死の棘』島尾敏雄 |
5 | 墨―『岬』中上健次 |
6 | 肌―『なつかしい本の話』江藤淳 |
7 | 緑―『癩王のテラス』三島由紀夫 |
8 | 銀―『月山』森敦 |
9 | 白―『白夜を旅する人々』三浦哲郎 |
10 | 土―『修羅の渚―宮沢賢治拾遺』真壁仁 |
11 | 空―『明恵 夢を生きる』河合隼雄 |
12 | 灰―『私のアンネ=フランク』松谷みよ子 |
13 | 紅―『河原にできた中世の町―へんれきする人びとの集まるところ』網野善彦+司修 |
14 | 雪―『比良の満月』『寺泊』水上勉 |
15 | 青―『小川国夫作品集』『弱い神』小川国夫 |