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商品説明
あの日、3月11日。三陸の港町釜石は海の底に沈んだ。安置所に運び込まれる多くの遺体。遺された者たちは懸命に身元確認作業にのぞむ。幼い我が子が眼前で津波にのまれた母親。冷たくなった友人...。悲しみの底に引きずり込まれそうになりながらも、犠牲者を家族のもとへ帰したい一心で現実を直視し、死者の尊厳を守り抜く。知られざる震災の真実を描いた渾身のルポルタージュ。
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収録内容
1 | 第1章 廃校を安置所に(日常が崩れ去って |
2 | 県警からの呼び出し ほか) |
3 | 第2章 遺体搬送を命じられて(耳を疑う指示 |
4 | 集落が消えていく ほか) |
5 | 第3章 歯という生きた証(歯科所見作業へ |
6 | 感情を殺して ほか) |
7 | 第4章 土葬か、火葬か(棺を三千基用意する |
8 | 火葬できぬ遺体 ほか) |
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