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商品説明
かつてブームとなったアメリカへの移民。しかしその後、移民は制限され、開戦とともに日系人は収容所に入れられる。その苦難の時代を支えたのは日本語の文学・書物だった。日本書店、写真花嫁、収容所図書館の話題なども織り交ぜながら、移民と文学の歴史を掘り起こす意欲的試み。
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収録内容
1 | 海を越える文学―移民・書物・想像力 |
2 | 1 アメリカに渡る法(移民の想像力―渡米言説と文学テクストのビジョン |
3 | 船の文学) |
4 | 2 サンフランシスコ、日本語空間の誕生(日本語新聞と文学 |
5 | 移民と日本書店―サンフランシスコを中心に |
6 | ある日本書店のミクロストリア―五車堂の場合) |
7 | 3 異土の文学(一世、その初期文学の世界 |
8 | 漱石の「猫」の見たアメリカ |
9 | 永井荷風『あめりか物語』は「日本文学」か? |
10 | 転落の恐怖と慰安―永井荷風「暁」を読む |
11 | 絡みあう「並木」―太平洋両岸の自然主義文学) |
12 | 4 移動の時代に(洋上の渡米花嫁―有島武郎「或る女のグリンプス」と女の移民史 |
13 | 移植樹のダンス―翁久允と「移民地文芸」論 |
14 | 望郷のハワイ―二世作家中島直人 |
15 | “文”をたよりに―日系アメリカ移民強制収容下の文学活動) |