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商品説明
一人の女性のきわめて波瀾に満ちた人生体験、恋愛模様を述べた日記文学の白眉『とはずがたり』。後深草院の寵愛をうけ、奔放に過ごした宮廷生活、出家回国の旅、そして院の死に接し裸足でひつぎの後を追う激情。本文の精緻な読解から、一途に生きた半生を書き綴り、自らの生の意味を問いつづけた作者の姿を明らかにする。
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収録内容
1 | 第1講 後深草院と雪の曙(『とはずがたり』の概略 |
2 | 作者の周辺 |
3 | 院の寵幸と気がかりな人(巻一) |
4 | 院の誓約(巻一) |
5 | 心の外の新枕(巻一) |
6 | 出雛の思い(巻一)) |
7 | 第2講 後宮生活(粥杖事件(巻二) |
8 | 女楽事件(巻二) |
9 | 曙の奔走(巻一、二) |
10 | 有明の月(巻二、三) |
11 | 法師に近づくべからず(巻三) |
12 | 宮仕えを退く(巻三)) |
13 | 第3講 出家後の旅(父の臨終(巻一‐四) |
14 | 修行の旅(巻四、五) |
15 | 院との再会(巻四) |
16 | 東二条院、後深草院の崩御(巻五) |
17 | 跋文(巻五)) |