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商品説明
はるか古代に動詞として生まれ、構文の崩壊により助動詞への道をたどった「なり」。その一方で、新たに出現した構文によって発生した、もう一つの「なり」。古代日本語に構築された美しい文法世界をときあかす壮大な日本語論。
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収録内容
| 1 | 第1章 二つの「なり」について |
| 2 | 第2章 “終止なり”と“連体なり” |
| 3 | 第3章 “終止なり”の成立 |
| 4 | 第4章 複述語構文の検証―「らむ」「らし」の成立 |
| 5 | 第5章 “連体なり”の成立―活用語に接続する「なり」の活用形「なら」と「なれ」 |
| 6 | 第6章 「なり」の文法的意味 |
| 7 | 第7章 “連体なり”との相互承接を基準とした助動詞の分類 |
| 8 | 第8章 “連体なり”の連体修飾法欠如 |
| 9 | 第9章 “終止なり”“連体なり”の変容―平家物語の場合 |
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